2021.07.21
なぜ空は青いのか
「お父さん、どうして空は青いの?」
突然ですが、そんな子供の疑問に答えられますか。
なぜ空が青いのか。
シンプルな問いですが、そこにはいくつかの自然現象があるのです。
光の三原色(RGB)という言葉を聞いた事があるでしょうか。
光には「R:レッド」「G:グリーン」「B:ブルー」の3つの光(三原色)があります。(図.1)
(図.1)
それは、太陽光からたえず降り注がれている原色の事です。
そして我々はその光の反射を目で捉えてすべての色の“観測“をしているのです。
その光には波長という波があります。
波長は、色(RGB)により長い、短いという特徴があります。
「B:ブルー」の波は、波長が短い特徴があります。
「R:レッド」の波は、波長が長い特徴があります。(図.2)
(図.2)
短い波長の「B:ブルー」は、空気中の粒子に多く当たり、青だけが反射して見えます。だから空は青いのです。(図.3)
(図.3)
一方、赤は波長が長いので、貫通して粒子に当たる事が少なく昼間は見えにくくなっています。
夕方になると、夕日は距離があるので、(図.3)のように遠くからの光「R:レッド」が観測(確認)でき、夕方は空が赤く見えるのです。
つまり光は反射した色の量により色の観測(確認)ができるのです。
人間の目で捉えているのが反射した色なので、そもそも物自体には色がなく、光による錯覚なのかもしれませんね。
次回、光の三原色がRGBなら、印刷でよく聞くCMYKとは何かについてお話しします。