性別・年代で違う!「売れるパッケージ」を、カラーで考えてみた | パッケージNow!

性別・年代で違う!「売れるパッケージ」を、カラーで考えてみた

性別・年代で違う!「売れるパッケージ」を、カラーで考えてみた | カラー・色とパッケージ

男の子は青、女の子はピンク。小さい頃から、性別によって「色の割り当て」が行われている傾向があります。分ける必要もなさそうですが、なぜかそうした流れが出来ています。男性と女性で色の好みに違いがあるのでしょうか。あるいは、年代による違いもあるかもしれません。

男女によって色の好みが異なるのであれば、パッケージの選定時にも無視できない存在になりそうです。そこで、今回は性別・年代によるカラーの好みから、パッケージを考えてみましょう。

売れるパッケージを考えるためのデータ:性別による好きな色の違い

ここで、色彩の情報サイト「色カラー」の調査をご紹介します。男性の好きな色は上から順に「青色」「赤色」「緑色」「黒色」「水色」、女性は「桃色」「青色」「水色」「緑色」「赤色」という結果が。

全体的に、好まれている色のイメージは近いことがわかります。しかし「男性は黒色」がランクインし「女性は桃色」がランクインしている点が特徴的です。
男性のみをターゲットにしたノベルティ、ギフトのパッケージであれば「黒系」、女性だけがターゲットなら「ピンク系」のカラーも選択肢に入ってきますね。

次に、年齢による好きな色に変化はあるのでしょうか?

売れるパッケージを考えるためのデータ:年齢と性別による好きな色の違い

年齢と性別による好きな色の調査では、以下のような結果が出ています。
■男性
12歳以下…1位:青色、2位:黄色、3位:赤色
13~18歳…1位:青色、2位:赤色、3位:黒色
19〜22歳…1位:青色、2位:赤色、3位:緑色
23〜29歳…1位:青色、2位:赤色、3位:緑色
30〜39歳…1位:青色、2位:赤色、3位:緑色
40〜49歳…1位:青色、2位:赤色、3位:緑色
50歳以上…1位:青色、2位:緑色、3位:紺色

■女性
12歳以下…1位:水色、2位:桃色、3位:紫色
13~18歳…1位:桃色、2位:青色、3位:水色
19〜22歳…1位:桃色、2位:青色、3位:赤色
23〜29歳…1位:桃色、2位:青色、3位:水色
30〜39歳…1位:桃色、2位:青色、3位:緑色
40〜49歳…1位:桃色、2位:青色、3位:緑色
50歳以上…1位:桃色、2位:青色、3位:緑色

男性では、ほぼ全世代で「青色」「赤色」「緑色」が人気を集め、女性では「桃色」「青色」が突出しています。幅広い世代を狙うパッケージであれば、これらの色をイメージしてカラーリングしていくと、効果が望めそうです。

一方、男女ともに特定の世代で、他の年代に見られない傾向が出ています。例えば、男性12歳以下は2位に「黄色」がランクイン。男性50歳以上では3位に「紺色」が入る一方、「赤色」がランク外に。女性でも12歳以下の1位に「水色」、3位に「紫色」が入るという独自の結果が出ています。

あくまで推測ですが、子どもの頃には明るい色を好み、年齢を重ねるに連れて落ち着いた色が好きになる傾向があると言えるでしょう。少なくとも、若年層と高年層の好みには、大きな違いがあるのです。

「性別・年代で違う!『売れるパッケージ』を、カラーで考えてみた」についてのまとめ

読者の皆様も、漠然と「性別・年齢によって好きな色は違う」というイメージをお持ちだったかも知れませんが、結果は想像どおりでしたでしょうか。データを見ることで、意外な好みの傾向が明らかになった世代もあるように思います。

ターゲットによって、アプローチを変えることはマーケティング上有効な方法です。パッケージのなかでも、重要なファクターとなるカラーについても同様でしょう。今回の記事をパッケージ製作に役立てていただければ幸いです。

調査データの出典:色カラー


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