大注目の『SDGs』!企業が取り組むサスティナブルパッケージを調査 | パッケージNow!

大注目の『SDGs』!企業が取り組むサスティナブルパッケージを調査

大注目の『SDGs』!企業が取り組むサスティナブルパッケージを調査 | リサイクル・リユース

新聞や雑誌、テレビの中からよく聞くようになった「SDGs(エスディージーズ)」の言葉。仕事を通じて知った方も少なくはないでしょう。数年前に比べると、随分認知度が上がってきました。

一般の認知度向上に合わせ、次第に多くの企業が「SDGs」に取り組むようになり、様々な施策を展開しています。特にパッケージは、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の観点からも注目を集める分野です。
そうした潮流の中で、日本の企業も自社製品のパッケージを「サスティナブルパッケージ」への転換しようと試みています。

サスティナブルパッケージとは?
そもそもとして「サスティナブルパッケージ」とは何でしょうか。当ブログの記事「サスティナブルパッケージってなに?」 にてご説明しておりますので、ご参照ください。ここからは、各企業がどのような形で「サスティナブルパッケージ」への取り組みを行っているのか、ご紹介をいたします。

企業が取り組むサステナブルパッケージ その1:神田明神下みやび「エコ弁」

地球温暖化の進行を止め、豊かな海を守る――。そのために「脱石油系プラスチック化」を目指し、お弁当のパッケージを植物由来の天然素材に切り替えているのが「神田明神下みやび」。

「エコ弁」と称したお弁当の容器にはトレー、乾燥防止フィルム、カップ、仕切りなどが使用されていますが、そのすべてで石油系プラスチックが不使用という徹底ぶりです。

「食べておいしく、地球にやさしいお弁当を。」のコピーを掲げ、お弁当を通じて問題提起を進めています。

出典:「業界初!脱石油系プラスチック オリジナル容器の「エコ弁™(商標登録出願中)」」

企業が取り組むサステナブルパッケージ その2:味の素AGF「ブレンディ ボトルコーヒー ラベルレス」

AGFがボトルコーヒーユーザーを対象に環境に関する意識調査を実施したところ「環境に良いことをしたい」と考えるユーザーが2017年以降年々増加していたと言います。通販での先行販売の結果、予想以上に反響があったことから本発売に至ったそうです。

ラベルの代わりにシールを採用していて、ゴミが少なく環境負荷低減に貢献できるのが特長。ラベルがないことをポジティブに捉えるユーザーは多いようで、通販サイト:アスクルのレビューでも「ラベルレスは無駄な手間もなくなり大変助かります」「ラベルがなくて楽チンで地球にも優しいので、リピートしてます」とのレビューが並びます。

出典:「ブレンディ」ボトルコーヒーのラベルレス製品拡充、段ボールは“6秒で開けられる”新設計_味の素AGF|食品産業新聞社ニュースWEB

企業が取り組むサステナブルパッケージ その3:無印良品「再生ポリプロピレンバッグ」

無印良品では、地球資源循環化及び廃棄物削減のための取り組みの一環として、プラスチック製のショッピングバッグを2020年3月以降廃止しました。

そのため、紙製のショッピングバッグへ移行したのですが、大きなサイズの商品やまとめ買いには3サイズで展開される「再生ポリプロピレンバッグ」が別途販売・利用されています。

特筆すべきは「再生ポリプロピレンバッグ」が不要になった場合、全国の無印良品に返却することができ、その場でバッグ代の返金を受けられる点です。袋が破れてしまったり、破損してしまったものでも問題ありません。ユーザーは費用負担なく、環境負荷低減に寄与できるのですね。そうして回収されたバッグはリサイクルされ、車の内装の素材などに生まれ変わるのだそうです。

なお、無印良品では、ショッピングバッグ以外にもパッケージや店舗陳列用資材の素材の見直しも行われています。

出典:再生ポリプロピレンバッグのご紹介 | 無印良品

企業が取り組むサステナブルパッケージ その5:コカ・コーラボトラーズジャパン「ボトルtoボトル」

「SDGs」によって「脱石油系プラスチック」が叫ばれています。例えばペットボトルの利用をやめて、マイボトルを持参しようという活動もその一環です。しかし、ペットボトルが便利なことも事実ですし、なかなか脱ペットボトルはハードルが高い側面もあるのではないでしょうか。

そんな問題を解決するのがコカ・コーラの取り組み。同社は2020年3月9日から天然水「いろはす」に100%リサイクル可能なペットボトルを使用しています。これは、使用したペットボトルを回収、リサイクルして新しいペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」によって実現しました。

「ボトルtoボトル」で生まれた100%リサイクルのペットボトルは、新たに天然資源を採掘する必要がないので、環境負荷が少なく、注目を集めています。

出典:“次世代ペットボトル”100%リサイクルペットボトル「い・ろ・は・す 天然水」 3月9日(月)から全国で発売開始

「大注目の『SDGs』!企業が取り組むサスティナブルパッケージを調査」まとめ
「SDGs」は2030年までの達成を目指す世界共通の目標です。2030年まで残り10年を切り、国連も「行動の10年」を提唱し呼びかけるなど、世界的に積極的な取り組みが求められています。その取り組み姿勢は投資家、顧客、従業員を始めとしたステークホルダーから信頼を得ることにも繋がって行くはずです。

一般の消費者も、これからますます「SDGs」に貢献している企業の製品、サービスを利用する傾向が強くなっていくかも知れません。一般消費者が企業が取り組むサスティナブルパッケージを知り、それらを活用することで日々の生活から無理なく「SDGs」の達成に大きく寄与していくのです。そのことは回りまわって企業のメリットにも繋がり、良い循環となっていくのではないでしょうか。

「SDGsから考える。私たちにできること~松浦紙器の取り組みをご紹介~」では、松浦紙器の取り組みをご紹介しています。

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