トレンドを考える。ギフトケースの今。
洋服を始めとするファッションアイテムには、その年のトレンドが存在し、個々人が様々なテイストで楽しんでいます。
では、紙器やギフトケースの場合はいかがでしょうか。ファッションと同じように「トレンドを押さえたい」という方もいらっしゃるでしょう。一方、そもそも「紙器やギフトケースにトレンドがあるの…?」と思われる方もいるかも知れません。
結論から申し上げると、ギフトケースにも流行や世相を反映したトレンドアイテムがあると考えられます。そこで今回の記事では、現在の紙器・ギフトケースのトレンドについて、考察していきます。
紙器・ギフトケースのトレンド:シンプルなデザイン
近年、余計なものを持たない「ミニマリズム」が流行中。その流れは長期的にトレンドになると推測され、ギフトケースにおいてもシンプルで整然としたイメージのデザインが好まれる傾向にあるでしょう。
華やかに飾られたギフトケースも魅力的ですが、ギフトをお贈りになる際は最小限の要素に抑えられたミニマリズムテイストでのアプローチを検討されても良いかも知れません。
商品画像引用元:
本間紙器製作所|シンプルクオリティギフトボックス
紙器・ギフトケースのトレンド:エコロジカルな素材
プラスチックゴミによる環境汚染の防止は、世界的なトレンドです。全米、欧州諸国だけではなく、民間の企業も脱プラスチックに向けて動いています。
紙器はもちろん、再生利用できる素材や自然分解可能なバイオプラスチックを用いて作られたギフトケースは今後一層増えていき、主流になっていくのではないでしょうか。
環境配慮への施策はあらゆる業界で注目を集めていますので、その取り組み自体が紙器を製作する企業や贈り主のブランド価値に繋がる可能性も高いと言えます。
商品画像引用元:
シモジマパッケージプラザ|HEIKO 箱 白無地汎用ボックス
紙器・ギフトケースのトレンド:トレンドカラーを採用
ファッションやデザインの業界において、カラーは必要不可欠な要素。毎年、トレンドカラーを活かすデザインの商品が多く開発・販売されていきます。ところで、2020年のトレンドカラーは何色なのでしょうか。
世界的な色見本帳のブランド「PANTONE」は、例年12月に「カラー・オブ・ザ・イヤー」と銘打って、翌年のトレンドカラーを発表しています。ファッション、アートはもとより、エンタメや社会経済までも考慮したうえで、トレンドをリサーチ。トレンドカラーを選定しているのです。
そんなPANTONEが2020年のトレンドカラーとしたのは「クラシックブルー」。テクノロジーの急速な進歩によって社会が変化する中、人々の安定に対する欲求を象徴する色とされています。
加えて、空を連想させるブルーは日本人に人気の高いカラーですから、ギフトケースの色としても非常に好まれるでしょう。
商品画像引用元:
エクスパッケージ|ボンデガトー
また、日本流行色協会(JAFCA)も毎年11月16日(いい色の日)に「来年の色」を発表しています。JAFCAは2020年の象徴的なカラーとして「ヒューマンレッド」を挙げました。国際流行色委員会の収集した情報から、専門家にて構成される委員会が選定しているそうです。
「デジタル化が加速する現在において、人間らしい豊かな感情を表す色」「環境問題や社会問題に対して、新たな未来を創っていく人々の命の色」などが選出理由。明るいカラーで力強く華やかな印象を与えてくれますね。
それぞれ選出されたトレンドカラーは、暖色と寒色とで極端な2色ですが、いずれも人々の意識や社会を反映したものと言えるのではないでしょうか。多数ある色味の中でも現代を生きる人々の心に刺さりやすいカラーになり得ます。
商品画像引用元:
アベボックス|高級貼箱小物入れ
「トレンドを考える。ギフトケースの今。」 まとめ
デザイン、素材、カラーの3つの観点から現在の紙器・ギフトケースのトレンドについてご紹介いたしました。もともとギフトケースを含むパッケージは、社会インフラや消費者の生活習慣に応じて進化してきた経緯があります。そのため、環境への配慮やミニマリズムと言った流れをベースにしたギフトケースのトレンドは、今後も続く可能性が高いでしょう。
とはいえ、ギフトを贈るのであれば、贈り手の気持ちや受け手の喜び・驚きを重要視したいものですよね。トレンドを取り入れつつ、贈る相手に寄り添った素敵な紙器・ギフトケースをお選びになって下さい!