パッケージ発注でよくある失敗例と、その回避ポイントとは?
やっと完成したのに、「理想と違う…」そんな失敗を防ぐために。
オリジナルパッケージの製作は、完成して初めてその仕上がりを実感できるもの。
しかし「イメージと違った」「予算をオーバーしてしまった」といった声も少なくありません。
この記事では、よくある“パッケージ製作の失敗例”とその防止ポイントをまとめました。
はじめての方も、2回目以降の方も、ぜひ事前にチェックしてみてください。
失敗例① 完成品のサイズが合わない!

【原因】
・商品サイズをざっくり伝えてしまった
・緩衝材や内装を考慮していなかった
【回避ポイント】
・商品の実寸サイズ(幅×奥行き×高さ)をミリ単位で測る
・パッケージ内に入れる仕切り・台紙・緩衝材の厚みも含めて相談する
・可能であれば、実物サンプルや模型を使って打ち合わせを
【ワンポイント】
「中に入れる説明書の厚みを忘れていて、蓋が浮いてしまった…」という例もあります。
失敗例② 想定よりコストが高くなってしまった!

【原因】
・仕様を詰めすぎてしまった(紙・加工・形状すべて豪華)
・数量が少なすぎて単価が高騰
・後から仕様変更が発生し、再見積もりに
【回避ポイント】
・最初に「予算の目安」を伝えておく
・「こだわる部分」「省いてもいい部分」を整理して、優先順位を決める
・印刷・加工の工程ごとのコスト感を理解する(相談時に確認OK)
【ワンポイント】
箔押しやエンボスなどの高級感ある加工は、ロット数によって大きく単価が変わる場合があります。
失敗例③ デザインの仕上がりがイメージと違った…

【原因】
・モニターと印刷物の色味の違いを把握していなかった
・データが印刷用に最適化されていなかった
・紙の質感が仕上がりに与える影響を見落としていた
【回避ポイント】
・紙サンプルや印刷サンプルを確認しておく
・RGBとCMYKの違いや「特色インクの扱い」なども事前にチェック
・できれば試作(モックアップ)を依頼して、実物の仕上がりを確認
【ワンポイント】
特に「色へのこだわり」がある場合は、本機校正を検討しましょう。
参考コラム:【簡易校正】【本紙校正】【本機校正】色校正の種類と違いとは?
失敗例④ 納期に間に合わなかった!

【原因】
・デザインのやりとりが想定より長引いた
・繁忙期(年末年始や展示会シーズン)にかぶっていた
・仕様変更によってスケジュールが後ろ倒しに
【回避ポイント】
・「いつまでに納品したいか」を最初に伝える
・繁忙期は納期に余裕を持って発注(+2〜3週間見ておくと安心)
・見積もり前に、あらかじめ使用時期・イベント日を伝えておくと計画的に進められます
【ワンポイント】
仕様確定が1週間ずれると、納品も1〜2週間ずれることがあります。早めの準備が肝心です。
まとめ:失敗を防ぐコツは「早めの相談」と「共有力」

パッケージ製作でよくあるトラブルは、最初の情報共有や確認不足が原因であることが多くあります。
特に、商品サイズ・予算・スケジュール・仕上がりイメージの4点は、事前にしっかり伝えておくことで、ほとんどの問題は防げます。
当社では、初めての方にも安心して進めていただけるように、ヒアリング〜設計〜納品まで一貫してサポートいたします。
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