袋の種類いろいろ!フィルムパッケージの形状と特徴(後編)
『袋の種類』と聞いて、すぐに複数の種類を答えられるという方は少ないのではないでしょうか。形状が異なったり、それぞれに特徴があることは理解していても、製作や加工に携わっていない限り、その種類や特徴を知る機会も多くありません。
今回の記事では、皆様に袋についての理解を深めていただくために、いろいろな袋の種類と特徴をご紹介いたします。前回の「二方袋」「三方袋」「合掌袋」に続き、後編の今回はその他の袋を取り上げます!
ブログ内リンク:袋の種類いろいろ!フィルムパッケージの形状と特徴(前編)
袋の種類いろいろ!形状と特徴!……「スタンド袋」
まず初めにご紹介するのが「スタンド袋」です。袋の底面にマチを設けることで、自立させられるタイプの袋となり、陳列のしやすさと商品の訴求に効果を発揮します。
チェック付として開閉できる仕組みになっている場合が多く、上部に「ノッチ」と呼ばれる切り込みを入れて開封が容易になるように作られているのが一般的です。
「スタンド袋」の形状の製作事例
こちらの事例では、れんこんチップスのパッケージを『スタンド袋』で製作しています。
フィルムを素材としたパッケージですが、フィルム包装は複数のフィルム層から成り立ち、その特性により柔軟性が高くなることに伴って向上した取り扱いやすさ・開封しやすさが特徴的です。
リンク:パッケージNow! Home > 商品情報 > れんこんチップス/スタンド袋/蒸着/フィルムパッケージ
袋の種類いろいろ!形状と特徴!……「ガゼット袋」
フラットな形状の『平袋』ではなく、両サイドに折り込みのマチがあるものを『ガゼット袋』と言います。
スーパーなどのレジ袋も『ガゼット袋』に該当し、マチのない袋より多くの容量を入れたり、梱包したり出来るのです。
底部にガゼットを付けての製作も可能となりますので、用途に合わせて使い分けられます。
袋の種類いろいろ!形状と特徴!……「サイドシール袋」
『サイドシール袋』は、その名の通り袋のサイド(ヨコ)部分を熱による溶断で加工し、製袋(せいたい)されます。
『サイドシール袋』では、サイド部分が底部に比べて引っ張りに弱く、裂けやすい傾向にあるため、強度を出したい時は別途対策をご検討ください。
袋の種類いろいろ!形状と特徴!(後編) のまとめ
さて「後編」の今回も3種類の袋をご紹介させていただきました。
『スタンド袋』『ガゼット袋』『サイドシール袋』も、各々の性質と特徴がありますので、梱包したい商品や製品に適した種類を選びましょう。