今、段ボールが熱い！！！ネットで見つけたダンボールアートをご紹介

2020.06.16

ダンボールをカットし、組み合わせることで作品を生み出すダンボールアート。

ダンボールは梱包材、あるいは家具や玩具に用いられることも多くなったリサイクルの優等生ですが、アートの分野でも活躍しています。中にはダンボールで出来ているとは思えないような作品も発表されており、初見の方はそのクオリティに驚かされるかも……。

それでは、ダンボールアートの世界を少し覗いて見ましょう！

段ボール界を盛り上げる！ダンボールアート作品(1)

対面して見合う巨大なバッタとカマキリ。展覧会に展示される当作品を制作したのは、テレビ東京「ＴＶチャンピオン」でダンボール王に輝いたこともある岡村剛一郎氏です。

岡村氏の作品は子どもが触れたり遊んだりできるものも多く、こだわりが感じられます。同氏はダンボールの模型や玩具の企画販売を行う会社も立ち上げられていて、遊べるダンボール作品を作るアーティストの先駆けと言えるかも知れません。

段ボール界を盛り上げる！ダンボールアート作品(2)

木彫りの彫刻に見えるこのライオンも、純ダンボール製。ダンボール30箱を使用した100％ダンボールの作品です。ドラッグストアなどで貰ってきたダンボールから、生命力を感じるアートが制作されています。

ダンボールをちぎって使うことにより、生き物の筋肉や皮膚の質感が出るのだとか。最もダンボールの特長を活かした作品のひとつと言えるのではないでしょうか。

段ボール界を盛り上げる！ダンボールアート作品(3)

細部に至るまで再現された平等院鳳凰堂。日本の代表的な文化財がダンボールで美しく建てられました。
図面から起こした制作期間5ヶ月の力作で、ニコニコ動画には制作過程もアップされています。

当作品以外にも松本城や首里城守礼門、法隆寺五重塔など多数の建築物をダンボールで再現されており、見応え抜群です。

段ボール界を盛り上げる！ダンボールアート作品(4)

映画「スターウォーズ」に登場する「ミレニアムファルコン」も、アーティストの手にかかればダンボールで再現されます。その再現度の高さは同映画の公式ＳＮＳの投稿にも使用されるほどです。

制作者の大野氏は、当初「ゴミで作品を作っている」という部分だけがメディアに取り上げられていたと振り返りますが、精巧さや再現度の認知が広まり、いまや国内外からの多くの制作オファーが届いているのだとか。

なお、作品制作の際は図面を用意せずに、いきなりハサミで切り出していくというから驚きです。

段ボール界を盛り上げる！ダンボールアート作品(5)

インターネットでダンボールアートの制作記事を見て、ダンボールアートを始めた方もいらっしゃいます。

未経験から、これだけの完成度を誇る「ハウルの動く城」のお城を作り上げてしまったそう。フロントのインパクトある「顔」部分を始め、細部まで忠実に再現しているように見受けられます。ところが、図面を描かず、画像を見ながらダンボール切って、貼り合わせていく制作スタイルを取られているそうです。

「欲しい物の立体化」が根底にあるからか、好きな気持ちやワクワク感が伝わってくる作品に感じられます。

「今、段ボールが熱い！！！ネットで見つけたダンボールアートをご紹介」　まとめ

制作方法や制作過程はアーティストによって様々ではありますが、いずれも大作揃いの作品ばかりです。日常的に手に入る素材から生み出される精巧なアートの数々は「工作」の範疇を超え、日夜進化が続いています。

ネット上での公開はもちろん、展覧会に作品が展示されることも少なくないので、ご興味のある方はぜひ間近でダンボールアートを体感されてみてください。

また、これから梅雨の時期になってきますから、外出できない日が多くなるでしょう。「おうち時間」の新たな過ごし方として、ダンボールを使った工作に挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。

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