公共性の高い金券であるプレミアムクーポン券（商品券）等に偽造防止加工をしていないと、コピー機で簡単に複写されるリスクが生じてしまい、地域振興にもマイナス効果となりかねません。偽造防止する方法として、効果的なのが『セキュリティホログラム』を施したプレミアム商品券です。

今回のブログでは、偽造防止を施した「セキュリティホログラム」をはじめ、効果的な加工技術について解説します。

『セキュリティホログラム』とは

紙幣、パスポートや公文書などを偽造の被害から守る為に、「セキュリティホログラム」をお勧めします。セキュリティホログラムは、限定された販売ルートでしか入手できない、セキュリティ効果の高いホログラムで、ホログラムの形もオーダーメイドすることができます。

特徴としては、

• 誰でも容易に認識できる
• 見る角度によって、絵柄、文字が現れるなど、真贋の判定が容易である。
• 目に見えない特殊技術の統合により、さらにセキュリティレベルを上げることができるので偽造が困難

などが挙げられます。

近年、装飾用素材としてホログラムが広く使われるようになりましたが、装飾用ホログラムは比較的安価で購入することができる反面、一般的な売買ルートで購入することができる為、偽装防止としての効果は少なくなります。

セキュリティホログラム以外にも、偽造防止策として次のような加工技術による対策があります。

偽造を防ぐ！この他の加工技術

セキュリティホログラム以外にも、偽造を防ぐ加工技術があります。順番に見ていきましょう。

マイクロ文字

罫線などを肉眼では判読不能な微小文字を使用して表現します。コピーすると文字が潰れます。

意外と知られていないことですが、現在発行されている紙幣にも、小さな小さな文字（マイクロ文字）が書かれています。表裏の何箇所かに、「NIPPONGINKONIPPINGINKO…」と書かれています。１０倍くらいのルーペで見るとはっきり確認できます。

彩文デザインパターン

円・弧・波状線などを組み合わせた模様です。偽造対策に効果的です。

コピーガード

紙面に複写偽造防止効果を施しています。コピーすると文字が浮かび上がります。

可変データ・バーコード・QRコード印字

プレミアムクーポン券の配布状況や配布地域を特定する為には、管理ナンバーとしての「文字入れナンバリング」や「親子ナンバリング」なども欠かせません。数字やアルファベットなどの可変データやバーコード、QRカードの印字により、偽造品が発生した際のリスク管理が可能です。

偽装されないプレミアム商品券を発行するために

不正、偽造といった問題が社会に与える損失は年々増加の一途をたどっており、セキュリティの必要性が増大しつつあります。警察関係の発表する不正・偽造事件の件数は氷山の一角で、現実の被害はその何倍もあると言われています。

こうした現状の中、お客様の利益、安全、権利を守るセキュリティツールとして、セキュリティ印刷・加工技術をお客様の目的にあわせてご提案、ご提供させていただきます。

お気軽にパッケージＮｏｗ！へご相談ください。